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2013年 05月 15日

4月25日(前)@フランケン地方出張記2013年春

翌25日は好天に恵まれました。
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やはりドイツのパンは最高!とホクホクしながら朝食をとります。
ホテルをチェックアウトし、バスでヴィースバーデン中央駅に戻り、水を買って電車に乗り込みました。



Wiesbaden Hbf 9:38---Aschaffenburg11:13/11:22---Miltenberg 11:57

アシャフェンブルクで乗り換えて、ミルテンベルクで下車し、バスでビュルクシュタット(Bürgstadt)を目指します。
電車はいずれも快速。運賃は24,20ユーロ。

*

1時間半あまり乗っていた最初の電車の車中で、今日の目的地ビュルクシュタットの予習を、少々。

ビュルクシュタットは人口約4200人。
古くから、マイン川の水運を利用した、赤色の砂岩の切り出しで栄えた町で、ケルン、トリーアと並んでドイツ三大聖堂と称されるマインツの大聖堂はこの地方の砂岩を建築材としています。
これはビュルクシュタットが当時マインツ大司教領であったためで、あの大聖堂が赤みを帯びているのもそれゆえです。

ところで、ビュルクシュタットがマインツ大司教領であったのは1803年までで、1816年からバイエルン王国領。
10年以上も支配者が確定しなかったのは、当時のヨーロッパ情勢、すなわちヨーロッパを席巻していたフランスのナポレオンの栄光と没落、そしてウィーン会議と続く時期とぴったり重なるのは偶然ではありません。
旧秩序(神聖ローマ帝国)の解体とともに、この小さな町はフランケン地方に編入という形となり、現在はバイエルン州ウンターフランケン行政管区に属しています。

ちなみに、バイエルン州北部のフランケン地方は「オーバー・ミッテル・ウンター」の3つの行政管区(「県」にあたります)で構成されています。
ドイツ語でオーバーが「上」、ミッテルが「中央」、ウンターが「下」。
新潟県が「上越・中越・下越」と区分されることがありますが、それに似ています。
それぞれの中心都市は以下の通りです。

バンベルク、バイロイト(オーバーフランケン)
ニュルンベルク(ミッテルフランケン)
アシャフェンベルク、ヴュルツブルク(ウンターフランケン)

*

ワインの話に戻ります。
上に挙げた3行政管区の中で、もっともワインの生産が盛んなのがウンターフランケンです。
今回の出張で訪問したワイナリーはすべてこの地区に集中していますが、ウンターフランケンのワイン生産地域でも、土壌によってその味わい・特徴は違います。
ビュルクシュタット、そしてこの町を代表する畑ツェントグラーフェンベルク(Centgrafenberg)は、前述の通り、赤ワイン用のブドウ種の理想的な栽培地とされている砂岩土壌。
それゆえフランケンでは少数派の赤ワインの生産が、この地域では盛んにおこなわれているのです。

ゲルマン神話ゆかりの「ニーベルンゲン・ジークフリート街道」の一スポットというだけでなく、「フランケン赤ワイン街道」の西の起点であるビュルクシュタット。
この町の一角に、当ショップがワインを仕入れているシュティヒ醸造所(Weingut Stich)があります。
昨年春、見本を送ってもらい試飲したところ、雑味がなくすっきりと後味がいいワインに魅せられ始まった取引ですが、ご主人ゲルハルトさんと奥様ヘルガさんにお目にかかるのは、今回が初めて。

メールでのやりとりばかりで、お声も聞いたことのないお二人との初対面です。
胸が高鳴ります。

*

電車は時間通りミルテンベルク駅に到着。
発車まで時間がないので、急いで駅を出て、バスに乗り込みます。

Miltenberg 12:00---( Bus8070 )--- Hauptstraße, Bürgstadt 12:07(1,25ユーロ)

ビュルクシュタットの「メインストリート(ハオプトシュトラーセ)」停留所で降り、今宵の宿に向かいます(といってもバス停とは目と鼻の先でした)。

ホテル・ワインハウス・シュテルン
シュティヒご夫妻におすすめのホテルを出発前にお伺いしたところ、推薦されたのがここでした。
部屋の窓からの眺めです。
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建てられたのが1638年といいますから、わが国では島原の乱が鎮圧された年。徳川幕府による鎖国政策完成直前です。
歴史の重みをひしひしと感じます。
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部屋の内部です。ツィンルームをひとりで使用して69ユーロ。
ここには写っていませんが、シャワールームも洗面台も非常にきれいで、この値段も納得、といったところです。

ここで旅装を解き、シャワーを浴びて身体をリフレッシュさせ、「ウコンの力(顆粒)」をミネラルウォーターでぐっと喉に流し込み、醸造所に向かいます。
時刻は13時半を回った頃でした。

(4月25日、続く)
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by marienberg | 2013-05-15 17:49 | ドイツ出張記 | Comments(0)


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